2026/03/15(日)茨城県歯科医学会 学術講演会 テーマ:「共に創る、歯科医師会の新時代」~新しい風、確かな技術~
- 事務局
- 1月30日
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更新日:4 日前
演題名 「子どもの未来を変える“くち”の力 ― 口腔機能発達不全症から考える予防歯科の新時代」
抄録: 近年、歯科医療の対象は大きく変化しつつあります。むし歯や歯周病の予防が広く浸透する一方で、新たに顕在化してきたのが「口腔機能発達不全症」です。これは単に歯列や噛み合わせの問題にとどまらず、呼吸、嚥下、発音、さらには睡眠や姿勢といった子どもの成長発達全体に深く関わっています。 本講演では、口腔機能発達不全症という概念を出発点に、学童期に至るまでに育つべき機能の発達過程を整理し、なぜ現代の子どもたちに歯列不正や口腔機能の未成熟が増えているのかを解き明かします。その背景を、私が提唱する「Root Gear Model」に基づき、原因を上流にさかのぼる形で解説します。 0歳からの母乳育児、離乳食の進め方、乳幼児期の口腔機能の育ちが、将来の歯列不正や発達不全にどのようにつながるのか。乳幼児から学童期、さらには成人へと至る「ライフスパン」を通じた視点から、歯科医療における真の予防のあり方を提示します。 さらに、地域における保健、教育、医療との連携の重要性にも触れます。子どもたちの健やかな発達を支えるには、歯科のみならず多職種の協力が不可欠です。そのためにまず、私たち歯科医師自身が「機能を見る」視点を持ち、根本原因に迫る診療を実践することが求められています。 「子どもの未来を変えるのは、私たち歯科医師の一歩から」。
時間:9:00-12:00
場所:水戸市民会館3階 大会議室1
茨木県水戸市泉町1-7-1
主催:茨城県歯科医師会
本講演が、次世代の歯科医療を共に創り出す契機となれば幸いです。



